フランス大統領選挙の第1回投票が10日にあり、開票の結果、エマニュエル・マクロン大統領(44)が1位、「国民連合」党首のマリーヌ・ルペンさん(53)が2位となりました。両候補とも過半数の得票に届かなかったため、2候補による決選投票が24日に実施されます。新型コロナウイルス対策や外交政策への評価が高いマクロンさんを、減税などを主張し「生活者目線」を強調するルペンさんが激しく追い上げています。決選投票でのマクロンさんとルペンさんの対決は、前回2017年大統領選と同じです。
マクロンさんは、ウクライナ問題では、ロシアのプーチン大統領とたびたび協議。対話で侵攻を防ごうとしました。しかし成功せず、その後燃料や食料品が値上がりして市民生活に悪影響が出て、減税を主張するルペンさんの勢いが増しました。