「不登校新聞」編集長に聞く（その２止）　コロナでストレス増　気持ちを楽にしよう

＝１面（めん）からつづく

　新型（しんがた）コロナウイルスの感染（かんせん）が収（おさ）まらず、コロナ下（か）でのくらしが長引（ながび）くのにともなって、子（こ）どもたちのストレスが高（たか）まっていることが明（あき）らかになってきました。

　国立成育医療研究（こくりつせいいくいりょうけんきゅう）センター（東京都（とうきょうと）世田谷区（せたがやく））は、子（こ）どもとその保護者（ほごしゃ）の心（こころ）の状況（じょうきょう）を調（しら）べています。昨年（さくねん）１１～１２月（がつ）の第（だい）４回（かい）アンケートで小学（しょうがく）１～３年（ねん）生（せい）の回答（かいとう）を見（み）ると、「コロナのことをかんがえるといやなきもちになる」と答（こた）えた人（ひと）が３５％に上（のぼ）りました（「ごくたまにあった」を除（のぞ）く）。「すぐにイライラする」は３２％、「さいきん、しゅうちゅうできない」も２８％でした。

　「コロナを理由（りゆう）に何（なん）でもかんでも中止（ちゅうし）にしないでほしい」「コロナのせいで休（やす）み時間（じかん）まで勉強（べんきょう）しなければいけない」。自由回答（じゆうかいとう）には、つらい気持（きも）ちが寄（よ）せられています。

ルールを見直（みなお）して

　こうした子（こ）どもたちの状況（じょうきょう）について、「不登校新聞（ふとうこうしんぶん）」編集長（へんしゅうちょう）の石井（いしい）志昂（しこう）さんは「新型（しんがた）コロナの影響（えいきょう）で、今（いま）まで感（かん）じたことのない大（おお）きなストレスにさらされている子（こ）は多（おお）い」と見（み）ています。石井（いしい）さんによると、ストレスを上手（じょうず）に逃（に）がしていくためには、自分（じぶん）で生活（せいかつ）のルールを見直（みなお）して、お父（とう）さんやお母（かあ）さんと話（はな）し合（あ）って認（みと）めてもらうことがよいそうです。

　石井（いしい）さんのアドバイスです。「今（いま）は生活（せいかつ）に制限（せいげん）が多（おお）いと思（おも）うので、おうちの人（ひと）と考（かんが）えて、例（たと）えばゲームをする時間（じかん）など、ちょっとゆるめられるルールはゆるめてみるといいでしょう」