男女平等、日本は１２０位に低迷

　スイスの研究機関（けんきゅうきかん）「世界経済（せかいけいざい）フォーラム」は３月（がつ）３１日（にち）、世界各国（せかいかっこく）の男女格差（だんじょかくさ）を測（はか）る「ジェンダーギャップ指数（しすう）」の最新（さいしん）ランキングを発表（はっぴょう）しました。日本（にっぽん）は１５６か国中（こくちゅう）１２０位（い）で、前回（ぜんかい）２０１９年（ねん）より一（ひと）つ上（あ）がったものの、過去（かこ）２番目（ばんめ）に低（ひく）い順位（じゅんい）でした。

　ジェンダーギャップ指数（しすう）は男女平等（だんじょびょうどう）の達成（たっせい）率（りつ）を表（あらわ）します。日本（にっぽん）は６５・６％で１９年（ねん）の６５・２％から横（よこ）ばいでした。分野（ぶんや）別（べつ）では、健康（けんこう）、教育（きょういく）に比（くら）べ、政治（せいじ）、経済（けいざい）の低（ひく）さが目立（めだ）ちました。

　１位（い）は１９年（ねん）に続（つづ）きアイスランドの８９・２％で、北（きた）ヨーロッパの国々（くにぐに）が上位（じょうい）を占（し）めました。世界（せかい）全体（ぜんたい）で男女格差（だんじょかくさ）をなくすためにかかる期間（きかん）は１３５年（ねん）としています。新型（しんがた）コロナウイルスが女性（じょせい）の立場（たちば）をさらに弱（よわ）めたとみられ、１９年（ねん）の９９・５年（ねん）から大幅（おおはば）に延（の）びました。