ＬＩＮＥ、中国から個人情報見られる状態に

　無料（むりょう）通信（つうしん）アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」の利用者（りようしゃ）の個人情報（こじんじょうほう）が、中国（ちゅうごく）にある会社（かいしゃ）の技術者（ぎじゅつしゃ）から見（み）られる状態（じょうたい）だったことが明（あき）らかになりました。日本（にっぽん）の法律（ほうりつ）は、個人情報（こじんじょうほう）を外国（がいこく）から見（み）られるようにする場合（ばあい）は利用者（りようしゃ）の同意（どうい）を得（え）るよう定（さだ）めていますが、ラインの説明（せつめい）は不十分（ふじゅうぶん）でした。

　ラインは中国（ちゅうごく）の会社（かいしゃ）に人工知能（じんこうちのう）（ＡＩ）などの開発（かいはつ）を任（まか）せ、中国人（ちゅうごくじん）技術者（ぎじゅつしゃ）４人（にん）に対（たい）し、日本（にっぽん）にあるサーバーに保管（ほかん）されている書（か）き込（こ）みや、一部（いちぶ）の利用者（りようしゃ）の氏名（しめい）、電話番号（でんわばんごう）などを見（み）られる権限（けんげん）を与（あた）えていました。２０１８年（ねん）８月（がつ）からアクセスでき、外部（がいぶ）の指摘（してき）を受（う）けて今年（ことし）２月（がつ）にアクセスできなくしました。