首都圏の緊急事態宣言　２週間ほど延長

　菅義偉（すがよしひで）総理大臣（そうりだいじん）は３日（みっか）、東京（とうきょう）、神奈川（かながわ）、埼玉（さいたま）、千葉（ちば）の首都圏（しゅとけん）４都県（とけん）に発令（はつれい）している緊急事態（きんきゅうじたい）宣言（せんげん）について、２週間（しゅうかん）ほど期間（きかん）を延長（えんちょう）する考（かんが）えを表明（ひょうめい）しました。４都県（とけん）の期限（きげん）は今（いま）は７日（なのか）になっています。菅総理（すがそうり）大臣（だいじん）は病院（びょういん）のベッドが足（た）りない状態（じょうたい）が続（つづ）いていることを理由（りゆう）に挙（あ）げました。その上（うえ）で専門家（せんもんか）の意見（いけん）を聞（き）き、最終（さいしゅう）判断（はんだん）したいと語（かた）りました。

　東京都（とうきょうと）の小池百合子知事（こいけゆりこちじ）ら４都県（とけん）の知事（ちじ）が政府（せいふ）に延長（えんちょう）を頼（たの）むことを検討（けんとう）していましたが、「遅（おそ）い」と批判（ひはん）されないように先（さき）に判断（はんだん）したようです。

　政府（せいふ）の２日（ふつか）時点（じてん）のまとめによると、病院（びょういん）のベッドの使用（しよう）率（りつ）は、東京都（とうきょうと）３２％▽千葉県（ちばけん）４９・７％▽埼玉県（さいたまけん）４２％▽神奈川県（かながわけん）２９％で、いずれも「ステージ４（感染（かんせん）爆発（ばくはつ））」の基準（きじゅん）となる５０％を切（き）っていますが、低（ひく）いとはいえないレベルが続（つづ）いています。