株価３万円台　バブル景気以来

　１５日（にち）の東京株式市場（とうきょうかぶしきしじょう）で、株価（かぶか）が大幅（おおはば）に値上（ねあ）がりしました。日経平均株価（にっけいへいきんかぶか）は、終値（おわりね）（一日（いちにち）の取引（とりひき）の最後（さいご）の価格（かかく））が、前（まえ）の週末（しゅうまつ）と比（くら）べて５６４円（えん）０８銭（せん）高（たか）い３万（まん）８４円（えん）１５銭（せん）となりました。３万（まん）円（えん）の大台（おおだい）にのるのは、バブル景気（けいき）といわれた１９９０年（ねん）８月（がつ）以来（いらい）、約（やく）３０年半（ねんはん）ぶりです。

　これは日本（にっぽん）やアメリカ、ヨーロッパが、新型（しんがた）コロナウイルスで冷（ひ）え込（こ）む経済（けいざい）への景気対策（けいきたいさく）として、たくさん補助（ほじょ）金（きん）を出（だ）したり、お金（かね）を借（か）りやすくしたりしたためです。昨年（さくねん）１０～１２月（がつ）の国内総生産（こくないそうせいさん）（ＧＤＰ）が改善（かいぜん）されたことも追（お）い風（かぜ）になりました。ただ、株価（かぶか）の上昇（じょうしょう）は、実際（じっさい）の経済（けいざい）とかけ離（はな）れているという指摘（してき）もあります。