新型コロナ　北海道・大阪に自衛隊派遣へ

　政府（せいふ）は７日（なのか）、新型（しんがた）コロナウイルスの感染拡大（かんせんかくだい）で医療（いりょう）が提供（ていきょう）できなくなるかもしれない北海道旭川市（ほっかいどうあさひかわし）と大阪市（おおさかし）に、自衛隊（じえいたい）の看護（かんご）官（かん）を派遣（はけん）する調整（ちょうせい）を始（はじ）めました。知事（ちじ）の正式（せいしき）な要請（ようせい）を受（う）けて派遣（はけん）する見通（みとお）しで、派遣（はけん）人数（にんずう）を検討（けんとう）しています。

　看護（かんご）官（かん）は、看護師（かんごし）の資格（しかく）を持（も）つ自衛官（じえいかん）のことです。北海道（ほっかいどう）の鈴木直道（すずきなおみち）知事（ちじ）は７日（なのか）、旭川市（あさひかわし）の医療機関（いりょうきかん）で大規模（だいきぼ）クラスター（感染者集団（かんせんしゃしゅうだん））などが発生（はっせい）しているとして、看護（かんご）官（かん）の派遣（はけん）を政府（せいふ）に要請（ようせい）する方針（ほうしん）を固（かた）めました。

　一方（いっぽう）、大阪府（おおさかふ）は重症（じゅうしょう）患者（かんじゃ）を受（う）け入（い）れる臨時（りんじ）施設（しせつ）「大阪（おおさか）コロナ重症（じゅうしょう）センター」を大阪市内（おおさかしない）に整備（せいび）し、１５日（にち）に運用（うんよう）を始（はじ）める予定（よてい）でした。しかし、全（ぜん）３０床（しょう）に必要（ひつよう）な看護（かんご）師（し）約（やく）１３０人（にん）のうち、約（やく）５０人（にん）が不足（ふそく）しています。大阪府（おおさかふ）は、自衛隊（じえいたい）の看護（かんご）官（かん）の派遣（はけん）を、近（ちか）く正式（せいしき）に要請（ようせい）します。