「歴史的緊急事態」指定表明　新型コロナ、会議の記録義務化

　参院さんいん予算よさん委員会いいんかいは9日ここのか、安倍あべ晋三しんぞう首相しゅしょうと関係かんけい閣僚かくりょうが出席しゅっせきして集中しゅうちゅう審議しんぎを行おこなった。

　首相しゅしょうは、新型しんがたコロナウイルスころなういるすの感染かんせん拡大かくだいを、公文書こうぶんしょ管理かんりガイドラインがいどらいんが定さだめる「歴史的れきしてき緊急きんきゅう事態じたい」に指定していする考かんがえを表明ひょうめいした。10日とおかにも決定けっていする。立憲りっけん民主党みんしゅとうの蓮舫れんほう参院さんいん幹事かんじ長ちょうの要求ようきゅうに応おうじた。

　歴史的れきしてき緊急きんきゅう事態じたいに指定していされると、政府せいふ会議かいぎの開催かいさい日時にちじや発言者はつげんしゃ、発言はつげん内容ないようなどの記録きろくが義務付ぎむづけられる。首相しゅしょうは、全国ぜんこく一斉いっせい休校きゅうこうの方針ほうしんを事実上じじつじょう決きめた関係かんけい閣僚かくりょうらとの連絡れんらく会議かいぎについても議事録ぎじろくを作成さくせいし、公表こうひょうする考かんがえを示しめした。

　また、首相しゅしょうは新型しんがたインフルエンザいんふるえんざ対策たいさく特別とくべつ措置法そちほう改正かいせいで可能かのうとなる「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」について、「国民こくみんの私権しけんを制約せいやくする可能性かのうせいもあるわけで、どのような影響えいきょうを及およぼすか十分じゅうぶんに考慮こうりょしながら判断はんだんしたい」と述のべ、実施じっしに当あたっては慎重しんちょうに判断はんだんする考かんがえを示しめした。自民党じみんとうの武見たけみ敬三けいぞう氏しに答こたえた。