G7、東京でもテロ対策（註：テロ =「恐怖主義」）

　広島市（ひろしまし）で19日（にち）に始（はじ）まる主要（しゅよう）7か国（こく）首脳会議（しゅのうかいぎ）（G7サミット）に向（む）けて、東京都内（とうきょうとない）でも警視庁（けいしちょう）がテロに対（たい）する警戒（けいかい）を強（つよ）めています。15日（にち）には、高速（こうそく）バスターミナルのバスタ新宿（しんじゅく）（渋谷区（しぶやく））で、警察官（けいさつかん）が爆発物（ばくはつぶつ）をかぎ分（わ）ける警備犬（けいびけん）を連（つ）れてパトロールする様子（ようす）が見（み）られました。

　駅（えき）や空港（くうこう）、イベント会場（かいじょう）など多（おお）くの人（ひと）が集（あつ）まる場所（ばしょ）は、いつも厳（きび）しく警戒（けいかい）している政府（せいふ）関連（かんれん）の施設（しせつ）よりもテロの標的（ひょうてき）になりやすいとされています。2005年（ねん）にイギリスで開催（かいさい）されたサミットでは、開催地（かいさいち）から約（やく）600キロメートルも離（はな）れた首都（しゅと）ロンドンで、公共交通機関（こうきょうこうつうきかん）を狙（ねら）った同時（どうじ）爆破（ばくは）テロが起（お）きました。

　JR東日本（ひがしにほん）などの鉄道会社（てつどうがいしゃ）もサミットに合（あ）わせ、主（おも）な駅（えき）のゴミ箱（ばこ）やコインロッカーを使（つか）えないようにするなどの対応（たいおう）を進（すす）めています。