新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染した子どもは、発熱やけいれんが増える傾向があることが分かりました。日本小児科学会が15日、国の役所の厚生労働省のアドバイザリーボードで報告しました。ウイルスの変異で重症化する傾向はなかったそうです。
調べたのは0歳~15歳の5129人。新型コロナが流行し始めた時期と、デルタ株が流行した時期、オミクロン株が流行した時期を比べました。発熱の起こる割合は、流行初期では4割ほどでしたが、オミクロン株では8割を超えました。熱が出てけいれんを起こした1~4歳は、初期が1・3%、デルタ株が3%でしたが、オミクロン株では9・4%で、5~11歳でもオミクロン株流行期に増えています。のどの痛みや、はき気なども増えました。