河井夫妻買収事件　広島県議ら34人起訴

　2019年（ねん）の参議院議員選挙（さんぎいんぎいんせんきょ）での大規模（だいきぼ）買収（ばいしゅう）事件（じけん）で、元（もと）法務大臣（ほうむだいじん）の河井克行（かわいかつゆき）元（もと）衆議院議員（しゅうぎいんぎいん）（59）＝実刑（じっけい）確定（かくてい）＝らからお金（かね）を受（う）け取（と）ったとして、検察（けんさつ）は14日（か）、広島県議会議員（ひろしまけんぎかいぎいん）ら34人（にん）を公職選挙法違反（こうしょくせんきょほういはん）（買収（ばいしゅう）された罪（つみ））で起訴（きそ）しました。9人（にん）は在宅起訴（ざいたくきそ）、25人（にん）は略式起訴（りゃくしききそ）です。最初（さいしょ）は不起訴処分（ふきそしょぶん）でしたが変更（へんこう）しました。東京（とうきょう）第（だい）6検察審査会（けんさつしんさかい）が今年（ことし）1月（がつ）に「起訴相当（きそそうとう）」と決定（けってい）したためです。

　河井（かわい）元（もと）議員（ぎいん）の確定判決（かくていはんけつ）によると、34人（にん）は河井（かわい）元（もと）議員（ぎいん）の妻（つま）、案（あん）里（り）元（もと）参議院議員（さんぎいんぎいん）（48）＝有罪（ゆうざい）確定（かくてい）＝の票（ひょう）をとりまとめる見返（みかえ）りに、19年（ねん）3～8月（がつ）、300万（まん）～10万（まん）円（えん）を受（う）け取（と）ったとされます。

　また、検察審査会（けんさつしんさかい）が「不起訴不当（ふきそふとう）」にした46人（にん）は、また不起訴（ふきそ）にしました。「起訴相当（きそそうとう）」の35人（にん）のうち1人（ひとり）も、健康（けんこう）を気遣（きづか）って、また不起訴（ふきそ）にしました。