ウクライナでは16日、国境沿いに軍隊を置くロシアが攻め込むかもしれないと、一部メディアが報じてきた「Xデー」を迎えました。首都キエフでは、平穏な雰囲気でしたが、その裏で戦争に備える市民が、アメリカやロシアの発する情報に振り回されています。
独立広場につながるフレシチャーティク大通りは15日夜、仕事帰りの人々でにぎわい、日常の光景が広がっていました。そして迎えた16日、ウクライナのゼレンスキー大統領は国民に団結を呼びかけました。ウクライナ各地ではロシアの侵攻に備え、一般市民が銃の使い方などの訓練を受けています。
ロシアは15日、一部の軍部隊の引き揚げを始めたと発表しましたが、アメリカのバイデン大統領は「まだ確認していない」と述べました。