北京五輪を「外交的ボイコット」　アメリカ

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　アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官（ほうどうかん）は6日（むいか）、2022年（ねん）の中国（ちゅうごく）・北京冬季（ぺキンとうき）オリンピック（五輪（ごりん））・パラリンピックにアメリカ政府（せいふ）の代表（だいひょう）を派遣（はけん）しない「外交的（がいこうてき）ボイコット」に踏（ふ）み切（き）る方針（ほうしん）を正式（せいしき）に表明（ひょうめい）しました。理由（りゆう）として「中国（ちゅうごく）の新疆（しんきょう）ウイグル自治区（じちく）で進（すす）んでいるジェノサイド（大（だい）虐殺（ぎゃくさつ））と人道（じんどう）に対（たい）する罪（つみ）、その他（た）の人権侵害（じんけんしんがい）」を挙（あ）げました。

　サキさんは記者会見（きしゃかいけん）で「外交的（がいこうてき）、公的（こうてき）な代表（だいひょう）を派遣（はけん）すれば、新疆（しんきょう）での実（じつ）にひどい人権侵害（じんけんしんがい）と残虐（ざんぎゃく）行為（こうい）にもかかわらず、通常（つうじょう）通（どお）り五輪（ごりん）に対応（たいおう）することになる。絶対（ぜったい）にそんなことはできない」と述（の）べました。一方（いっぽう）、選手団（せんしゅだん）については「準備（じゅんび）してきた選手（せんしゅ）たちの不利益（ふりえき）になることが正（ただ）しい措置（そち）だとは思（おも）わない」と語（かた）り、予定通（よていどお）り派遣（はけん）する考（かんが）えを示（しめ）しました。外交的（がいこうてき）ボイコットは、イギリスやオーストラリアも検討（けんとう）しています。