米中首脳、顔を見て初会談

　アメリカ（米国（べいこく））のバイデン大統領（だいとうりょう）と中国（ちゅうごく）の習近平（しゅうきんぺい）・国家主席（こっかしゅせき）は16日（にち）、オンライン形式（けいしき）で会談（かいだん）しました。2人（ふたり）は、バイデンさんが今年（ことし）1月（がつ）に大統領（だいとうりょう）になってから、2月（がつ）と9月（がつ）に電話（でんわ）で話（はな）し合（あ）ったことがありますが、おたがいの顔（かお）を見（み）ながらの会談（かいだん）は初（はじ）めてです。会談（かいだん）は休（やす）みをはさんで約（やく）3時間（じかん）半（はん）にわたって行（おこな）われましたが、共同声明（きょうどうせいめい）などの文書（ぶんしょ）は発表（はっぴょう）されませんでした。

　バイデンさんは、たまたま誤解（ごかい）などによって争（あらそ）いが起（お）きてしまうのをさけるための「ガードレール」を設（もう）けるべきだと伝（つた）えました。2人（ふたり）は、両国（りょうこく）の関係（かんけい）を安定（あんてい）させるために連絡（れんらく）を取（と）り続（つづ）けることで一致（いっち）しました。ただ、中国（ちゅうごく）が領土（りょうど）とみなしている台湾（たいわん）のほか、新疆（しんきょう）ウイグル自治区（じちく）や香港（ホンコン）での人権（じんけん）、貿易（ぼうえき）などの問題（もんだい）では、おたがいの立場（たちば）をゆずりませんでした。

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